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アポロ、蛯名が導く重賞2勝/エプソムC

サトノアポロの追い切りを終え会見する蛯名騎手
サトノアポロの追い切りを終え会見する蛯名騎手

<エプソムC:追い切り>

 エプソムC(G3、芝1800メートル、9日=東京)の追い切りが5日、東西のトレセンで行われ、遅れてきた大物サトノアポロ(牡5、国枝)が2つめの重賞タイトルを視界に入れた。南ウッドでの最終追い切りは僚馬に手応えで劣ったものの、もともとが調教駆けしないタイプ。手綱を取った蛯名正義騎手(44)も順調な仕上がりをアピールした。不完全燃焼に終わった新潟大賞典(4着)のリベンジを果たし、秋のG1戦線につながる勝利を手にする構えだ。

 サトノアポロの追い切りを終えた蛯名は、報道陣に囲まれると照れ笑いを浮かべた。「ついていけなかったね」。僚馬ヒラボクインパクト(古馬1600万)を道中で2馬身ほど追走した最終追い。馬なりのまま涼しい顔でゴールした僚馬に対し、こちらは残り1ハロン標識から激しく手綱が動いた。何とか重賞ウイナーの意地を見せて併入したものの、脚色は完全に劣っていた。

 どちらが重賞ウイナーか分からない併せ馬。それでも鞍上に悲観の色はない。「もともとが攻め馬では動かない馬だからね。前走の追い切りには乗っていないので当時との比較はできないが、乗った感じは順調だよ」。決して強気のコメントは吐かないが、ひと言ひと言から静かな手応えが伝わってきた。過去の追い切りを振り返っても、派手なパフォーマンスを見せてはいない。ここ2週、しっかりと併せ馬を消化し、体調の良さに疑う余地はない。

 前走の新潟大賞典は直線で大きな不利を受け、4着に敗れた。勝てば宝塚記念出走も念頭にあった一戦。G1挑戦は秋に持ち越しとなった形だが、蛯名は「ようやく大人になりつつある段階かな。1年前には新潟でまだ500万を走っていた馬。それを考えれば上々でしょう」と成長を認める。徐々に幼さが抜け、安定して力を発揮できるようになってきた。まだまだ成長カーブは止まらない。

 先々への期待のコメントを求める外野の声を封印して、鞍上は今回への全力投球を強調した。「まずは目の前の1つ1つを。ここでいい競馬をしたい」。飛躍の春を締めくくる一戦が、秋につながる重要なステップになるからこその発言だ。【鈴木良一】

 [2013年6月6日8時40分 紙面から]




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