日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


  1. 競馬
  2. ニュース

競馬のRSS

武豊が木馬にまたがり熱血講義

自ら木馬にまたがって熱血指導する武豊騎手
自ら木馬にまたがって熱血指導する武豊騎手

 武豊騎手(44)が23日、地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)でJRA騎手として初めて、講師を務めた。地方騎手の卵たちを相手に、プロ騎手としての心構えを説いた。来年3月の卒業を控えた92期生12人と2年後のデビューを目指す93期生13人、厩務講習生4人の計29人が参加。約1時間に及ぶ講演会の後には自ら木馬にまたがる熱血指導も行った。

 92期全員の騎乗フォームを確かめ、個別にアドバイスを送った後で、上着を脱いでスーツ姿のまま木馬にまたがった。「みんな追っているうちにどうしても鐙(あぶみ)が広がってしまうけど、本当は締めた方が良い。こういうふうに」。木馬に乗る予定はなかったが、いつの間にか熱が入った。あっという間に生徒の目の色が変わる。92期唯一の女子、鈴木麻優候補生(17)は「夢のようです。この経験を生かしていきたい」と声を弾ませた。

 講演は新人時代に栗東トレセンの芝コースを毎日のように走った話や、競馬学校時代の話など多岐にわたったが、最も伝えたかったのはプロとしての姿勢だった。「みんなにはとことんまでやってほしい。調教でも学校の授業でも必ずテーマを持って、1鞍も無駄に乗らないことが大切。そして、馬に乗っていない時に何ができるか。レースを何度も見て考えて、分からないことは先輩にどんどん食らいついて質問してほしい」。

 昨夏から体幹トレーニングに取り組むなど、44歳にしてやまない向上心が26年間のプロ生活を支えてきた。だからこそ技術論よりも、プロとしての根本の部分を伝えたかった。「この生徒からスターが生まれてほしいし、僕を負かす気持ちで乗ってほしい。いつか一緒に乗って、競い合いましょう!」と温かいエールを送った。同じプロとして、1年後に再び会える日を待ちわびている。【松本岳志】

 [2013年7月24日8時53分 紙面から]

PR情報



  • 有料競馬◆2月22日、1~3着馬のコンピ指数[22日16:54]



日刊スポーツ購読申し込み 日刊スポーツ映画大賞