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ゴールド「自然と一体」/凱旋門賞

 【シャンティイ(フランス)9月30日=松田直樹】夢を背負った航海だ。世界一を決める凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=ロンシャン)が4日後に迫った。北海道日高町生まれのゴールドシップ(牡5、須貝)は、馬産地の思いとともに世界の頂に挑戦する。現地到着後の状態も申し分なし。今日1日、シャンティイ競馬場で最終追い切りに臨む。

 白さに深みの増した芦毛の馬体はゆったりと歩を進める。ゴールドシップは調教に向かう際も、落ち着いて四肢を前に運んだ。朝もやの残る9月30日朝、単走でリヨンの坂路をキャンターで1800メートルを駆け抜けた。見届けた須貝師は「いつも通り。1ハロン16~17秒台で上がってきた。落ち着きはあるが走りだすと良い感じ」と口を真一文字にしてうなずいた。

 同21日にシャンティイ入りしたが、環境にもすんなりと対応した。トレセン内で時折見せる、立ち上がろうとするそぶりは一切ない。滞在2週目。木々に囲まれたシャンティイの森で調整は順調に進んでいる。師は「犬、猫、リス、ウサギ、鳥…。動物たちと触れ合いながら、鳴き声にも動じない。自然と一体化している雰囲気。それでいて気持ちが入っている。順調すぎて怖いくらい」と目尻を下げた。

 早くも出航準備は万端だ。「こっちに来て1週間、無事に来られたし、何も心配するところはない。ダートも深さがあってものすごく負荷がかかる。ゴールドは素晴らしい出来だよ。後はレースまで維持するだけ」。今日の最終追い切りを前にしても仕上がりに太鼓判を押した。「鳥肌が立った」1週前追い切りで、ほぼ状態は万全との見立て。あとは横山典騎手が最後に微調整を加えるだけでいい。

 須貝師にとっても、信念を持った遠征だ。自身も生まれながらに馬と触れ合い、自然の成り行きで騎手となり、調教師を目指した。「日本の競馬に関わる人は馬を生産するところから始まっている。そういう文化を絶やさないため、海外で結果を出して、日本の馬は素晴らしいと外国の人に思ってもらうことも必要。発展に貢献できたら、という気持ちがある」。年々、労働力不足、後継者の不在で減少傾向にある牧場を支えたい。結果と同じくらいのこだわりがある。

 レースまであと4日。「ヨーロッパで日本の国旗を掲げられたらこんなにうれしいことはない」と師。快挙の先にある日本競馬の未来を願い、万全の仕上げを施す。

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 [2014年10月1日8時2分 紙面から]

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