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新潟にスノー舞う優勝/スプリンターズS

ゴール前、大外強襲のスノードラゴン(手前)がスプリンターズSを制した
ゴール前、大外強襲のスノードラゴン(手前)がスプリンターズSを制した

<スプリンターズS>◇5日=新潟◇G1◇芝1200メートル◇3歳上◇出走18頭

 12年ぶり、史上2度目の越後決戦は13番人気の関東馬スノードラゴン(牡6、高木)が豪快な差し切りでG1初制覇を果たした。10年目の大野拓弥騎手(28)、07年開業の高木登師(49)はともにG1初制覇。2着にストレイトガール、3着にレッドオーヴァルが入り、1番人気のハクサンムーンは13着に沈んだ。

 曇り空が割れんばかりの大歓声がとどろいた。02年の再現を狙う武豊騎手のベルカントが内を突く。真ん中でG1・2勝馬グランプリボスが抜け出しを図る。同一G1・3連覇がかかる岩田騎手のストレイトガールか、4連覇を狙う安田厩舎レッドオーヴァルか…、残り100メートルで横一線となった一番外をスノードラゴンが伸びてきた。「しっかり手前を替えてくれた。勢いが違ったので勝てると思った」。12年前に小差2着に敗れたアドマイヤコジーンの産駒、同じ芦毛の巨体馬が父のリベンジを果たした。10年目の大野拓弥。これがG1・10戦目の鞍上が大仕事をやってのけた。

 遅咲きのパートナーは高松宮記念で2着。ダート短距離が主戦場の馬が極端な馬場悪化を利しての激走…、そうフロック視されてもおかしくないが、大野は違った。「俺、今年G1を勝てると思う」。その日、競馬場からの帰りのタクシーで後輩騎手に告げた。普段大きなことは言わない男が自信を持って臨んだ一戦。歓喜のゴール後、左手で小さくガッツポーズをした。

 8月2日からの新潟20日間、芝は1週も仮柵を立てなかったが、最終週になっても内が残る特殊な傾向。大野は8番を希望したが、高木師が引いたのは18番だった。天気は小雨止まりで良発表。前残りになってもおかしくなかった。「道中はあまり外を回したくなかったし、いいところに潜り込めた。馬もいい状態でしたね」と振り返った。

 最後の後押しをしたのは新潟のファンだったのかもしれない。「すごく盛り上がってくれて、その中で勝てて光栄。ウイニングランて言うんでしたっけ、そのときも。ゲート裏で歓声が聞こえて、ゾクッときたし、馬はピリッとした。それがあったからいつも以上にいい位置、思ったより前で運べたのかな」。

 芝での初勝利がG1という離れ業をやってのけ、香港遠征を視野に入れるスノードラゴン。「まだ芝では底を見せていないし、これから頑張ってくれると思います」。12年ぶりのG1、インタビューでは多くのファンがフェンスに寄りかかって見守った。この日のヒーロー、大野拓弥に注がれる歓声は世界中のどの競馬場よりも近く、心に響くものだった。【木南友輔】

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 [2014年10月6日9時0分 紙面から]

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