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キラーカン競馬で復活?26日デビューへ

07年12月27日、入厩した新馬キラーカンの激励に訪れたキラー・カン氏
07年12月27日、入厩した新馬キラーカンの激励に訪れたキラー・カン氏

 かつてキラー・カンというプロレスラーが一世を風靡(ふうび)した。190センチの長身を利用し、両手を相手の頸(けい)動脈目がけて振り下ろす「モンゴリアン・チョップ」の使い手。その名を襲名したキラーカン(牡3、天間)が、今月末のデビューを目標に美浦トレセンで調教を積んでいる。本家がリングを去って20年。後継者が戦いの場をターフに移して大暴れする。

 キラーカンは父マヤノトップガン、母父メジロマックイーンという、底力のある血統の持ち主だ。母マリッジギフトは中央で3勝を挙げ、うち障害で1勝。プロレスラーのように「空中殺法」もこなせる血を引いている。管理する天間師は「気性的に素直な馬」とセールスポイントを挙げた。

 昨年11月9日に美浦トレセンに入厩。ゲート試験に合格し、年明け早々のデビューを狙って調教を積んできた。だが、年末に疲労から時計が詰まってこなくなった。陣営は「成長途上で今が一番つらい時期」と判断し、無理を避けた。

 年明けに軽めのメニューを挟むと、レスラーのような驚異的な回復力を発揮した。9日には南ポリトラックで3頭併せを行い、5ハロン68秒3-12秒5をマーク。出走にメドを立て、天間師は「だいぶ持ち直してきたね。1月の4週目を目標にしたい」と決断した。今のところ26日の中山芝1600メートルでのデビューが有力視されている。

 本家からもお墨付きだ。キラー・カン氏(60)は現在、都内で居酒屋を経営する一方、演歌歌手としても活動中。これまで「ふるさと真っ赤っか」など、4枚のCDを発売している。「今は紅白を目指しているんだ。演歌が廃れるのは悲しいこと。日本人の心を歌いたい」と、意気込みは半端ではない。そんなカン氏は昨年末、美浦トレセンを訪れて「2代目」と対面。「馬はG1を目指す。良きライバルだな。馬が頑張れば、お互い刺激になる」と熱いエールを送った。

 天間師は「せっかくカンさんにも来ていただいたし、注目を集める馬。出す以上は、それなりに勝負できる仕上がりにしたい」と意気込む。その表情には、話題馬の出走だけでは終わらせまいという決意が表れていた。豪傑がターフで大暴れする日は近い。【山本幸史】

[2008年1月15日8時33分 紙面から]

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