9月スタートから毎月約1週間程度、国内外のトップ選手が集まって同じ釜の飯を食った。特に10、11月はワールドカップ(W杯)を経験したベテランと若手の融合がテーマだった。

はっきりしたのが、国内組と海外組の実力差。ベネズエラ戦もキルギス戦も、トップ下3人(中島、南野、堂安)がそろった時と、そうでない時の内容が明らかに違っていた。初めて組ませた3人の連動性を確認できたことは今年の大きな収穫。さらに大迫、柴崎が絡むと、世界相手でも十分戦えるはずだ。見方を変えると、国内組が彼ら3人のレベルとは差が開いているとも言える。

日本の目標はW杯8強、さらに4強。そこまでたどり着くには、11人だけでは難しい。来年は同じ日本代表でもレギュラー組とサブ組の差をより縮め、底上げすることが課題となる。その点では1月のアジア杯は大きなチャンスだ。決勝まで進むと1カ月以上も一緒に生活できる。サブ組はレギュラー組のピッチ内外の動きをよく観察してほしいし、吸収できるものは自分のものにしてほしい。積極的にコミュニケーションを取ることも必要だ。

このメンバーの他に、さらに香川、乾らW杯で結果を出した選手も控える。将来的に香川らがサブに回って、中島ら若いレギュラー組をサポートできる図式が完成すれば、4年後のW杯で、日本は世界を驚かすことができるのではないだろうか。(日刊スポーツ評論家)