浦和MF阿部が、史上6人目のJ1通算500試合出場にあと1試合と迫った。35歳25日で迎える次節10月1日のG大阪戦(埼玉)に出場すれば、G大阪MF遠藤の35歳8カ月19日を抜いて史上最年少での500試合到達となる。

 「最年少記録」は、これまでも阿部について回った。市原(現千葉)時代の98年に当時のJリーグ記録となる16歳10カ月でデビュー。今では15歳のMF久保(東京U-18)がトップ登録されるなどの例も目立つようになったが、ユース年代からトップチームの試合に出場した草分け的存在だ。

 J1通算50試合出場も唯一18歳以下で到達。だが、その後はケガが重なり、「ガラスのエース」と呼ばれた時期もあった。ただ、もともとはフェアな選手で出場停止が少ない。ケガに強くなった今では123試合連続フル出場中。35歳のベテランだが、これからもJの「最年少記録」を塗り替え続けるに違いない。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)