森保監督になって過去3試合、日本は守備から攻撃に移ると非常にリズムが良かった。だが、この日は最終ラインで自分たちで球を持つ機会が多く、いわば“攻撃から攻撃へ”という戦い方。これが予想外にリズムを作れず苦戦した。相手ゴール付近まで球をつなぐ意識、失わない確率をもっと上げないといけない。

例えば大迫がくさびに入ると球がうまく収まっても、大迫以外だと不安定。大迫に球を当てて周囲が拾うといった、シンプルな戦い方を徹底したい。一方でPKにつながった場面は1度は自陣で球を奪ったのに、簡単に相手に奪い返された。ベネズエラ以上に重圧をかけてくる国だと、より危険な回数が増すはずだ。リスクを回避するグループ戦術を身に付けてほしい。(日刊スポーツ評論家)