全国高校サッカー選手権で準決勝に進出、快進撃を続ける鹿島学園(茨城)は9日、悪天候と冷え込みを理由に10日の準決勝広島皆実戦に備えた練習を急きょ中止した。昼前に宿泊先のさいたま市内のホテルから近隣の競技場までの往復をランニングしたのみで、ボールを使った練習も行わなかった。

 準決勝進出の残り3校がボールを使った練習を行っただけに「異例」の形となったが、鈴木雅人監督は「ここまで来て外で練習をして風邪をひいても仕方ないので」と体調管理のための策だったことを明かした。