東京五輪世代のU-21(21歳以下)日本代表は決勝でA代表の主力をオーバーエージに起用したU-23韓国代表と対戦した。

日本はU-23UAE代表との準決勝でFW前田大然(松本)が足首を負傷。さらに、この日は2列目のレギュラーだったMF旗手怜央(順大)が体調を崩して欠場を余儀なくされ、前線でメンバー変更を強いられた。1トップにはFW上田綺世(法大)が入り、旗手に替わってMF三好康児(札幌)が先発した。

韓国の大応援団が訪れてアウェーの雰囲気で迎えた試合は、前半から攻め込まれる展開が続いた。それでも前半28分には日本のMF三好が右サイドを切り込み、シュート。相手GKに防がれたが、見せ場を作った。G大阪でプレーするFW黄義助(ファン・ウィジョ)らに決定機を作られながらも、小島亨介(早大)らを中心にしぶとく守った。

後半も一進一退の攻防が続き、足が止まり始めた韓国に対し、日本がチャンスを作る場面も増えた。しかし、両チームともに得点には至らず、0-0で延長戦に突入した。

今大会初の延長戦。開始から韓国の猛攻を食らうと、延長前半3分、韓国のメッシこと、イ・スンウに左足で先制ゴールを奪われた。同11分には追加点も奪われ0-2となった。