サッカー日本代表監督の後任候補は、前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ミチェル氏(51=スペイン)に絞られたことが分かった。

 ハリルホジッチ氏との交渉が不発に終わった場合、第2候補として挙がったのは、スペイン人のミチェル氏だ。日本協会はフリーの監督を、交渉の優先順位上位におく方針を固めている。ミチェル氏は1月にギリシャの強豪オリンピアコスを解任されておりフリー。さらに、現在はクラブに所属しているものの、6月に契約が切れる監督が2番手グループとなる。日本協会が、5年前からマークしているビエルサ氏(フランスリーグ・マルセイユ監督)、ロシアリーグ・ゼニトを解任されたが、契約が6月まで残るスパレッティ氏、カタールリーグ・レクワイヤのラウドルップ監督らが候補となる。ここまで技術委員会は、欧州を主戦場とする監督候補との交渉が不調に終わった場合に備え、元鹿島監督のオリベイラ氏ら日本をよく知るブラジル人指導者をリストに残していたが、22日の技術委員会ではその存在は薄れつつある。