次期日本代表監督の最有力候補バヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)が、27日の親善試合チュニジア戦(大銀ド)で指揮を執れる可能性が高くなった。

 元日本代表監督イビチャ・オシム氏がサラエボで取材に応じ、次期日本代表監督の最有力候補ハリルホジッチ氏について、日本協会から問い合わせがあったと明かした。ハリルホジッチ氏とオシム氏は同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身。W杯でボスニア・ヘルツェゴビナを率いたサフェト・スシッチ氏に関しても問い合わせがあったと認めたオシム氏は2月27日、「彼らは私がよく知っている人々。そういう状況で誰が最良かを口にして彼らの人生を決めるようなことはしたくない。言えることは2人の候補者とも素晴らしいということだけだ」と述べた。

 日本代表監督については「誰でも日本協会から誘いを受ければ誇りに思うに違いない」とした。ただ日本協会の欧州中心の人選に関し「日本では欧州の有名監督が求められているのだろう。しかし、なぜ欧州で素晴らしい選手生活を送った日本の元選手を起用することを考えないのか」と述べ、選手として海外経験が豊富な日本の指導者の存在を強調した。