ハリルジャパンは6・1に動きだす。6月開幕のW杯アジア2次予選に向け、日本協会は25日、代表メンバー発表を6月1日に行うと発表した。シーズンを終えた海外組が同日からの関東近郊での合宿に随時合流。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)が熱望していた海外組の段階的早期招集が、予定通り実現する。

 日本は6月11日のイラクとの国際親善試合を経て、16日のシンガポールとの同予選初戦に臨む。国際サッカー連盟(FIFA)の規定では協会側が選手を招集できるのは同8日以降で、国内組は同日合流見込み。シーズンオフの海外組が一部休日返上する形で協会とクラブ側の調整もつき、この時期としては異例の長期、最長で16日間の代表合宿が実現する運びとなった。

 すでに海外組、国内組とも代表メンバーの大枠は確定しているもよう。今日26日開催の恒例のスタッフ会議で合流のタイミングも含めた詰めの作業が行われる。国内組のアピールは、基本的に30日のJ1リーグがラストチャンスとなる。

 主力と目される海外組も帰国し始めた。この日は長谷部、大迫らが到着した。31日にドイツ杯決勝を戦うドルトムントMF香川を除くブンデス組が第1陣として集合し、ハリルジャパンが再始動することになる。