サッカー日本代表DF内田篤人(27=シャルケ)が結婚したことを25日、発表した。相手は一般女性で、所属事務所の公式ホームページで「私事ではありますが、本日、かねてよりお付き合いをしてまいりました女性と入籍致しましたので、ご報告させていただきます」と報告した。23日に所属するシャルケが今季のブンデスリーガ最終節を終えていたが、右膝のけがで欠場していた。

 内田が、25日に結婚していたことを電撃発表した。お相手は一般女性のため明かさなかったが、この日に婚姻届を提出した。所属事務所の公式ホームページで「しっかり者の僕より(笑)さらにしっかりしていて、これからの内田を支えてくれると信じてます。今後はこれまで以上に責任感を持ち、男として、またサッカー選手として、さらに成長出来るよう頑張っていきます。いつも応援してくださるファン、サポーターの皆さまには、これからもご声援いただけたらうれしいです」と、つづった。

 複数のサッカー関係者によると、地元・静岡で知り合って以来、長く交際を続けていたという。ドイツへ渡ってからも、シャルケで欧州の第一線でプレーしながら、遠距離恋愛で愛を育んでいた。

 内田はサッカー界屈指の人気選手で、女性からの支持は代表選手の中でも絶大。ドイツ・ゲルゼンキルヘンにある練習場には、頻繁に日本から駆けつけた女性ファンが数多く訪れ、チームメートからは「ベッカムのようだ」と驚きの声があがるほど。そんなサッカー界のアイドルが、ついに腰を据えた。

 挙式や披露宴については「タイミングをみて行おうと思っています」。今季は右膝のけがでシーズン途中からリハビリが続き、19試合の出場。「現在、膝のけがでもご心配をかけています。1日も早く100%の体に戻して、15/16シーズンこそは満足出来るようなシーズンにしたいと思います! 内田篤人」と、人生の再スタートを誓った。

 ◆内田篤人(うちだ・あつと)1988年(昭63)3月27日、静岡県函南町生まれ。清水東高から06年鹿島入団。右サイドバックとしてクラブ史上初の高卒新人で開幕戦に出場。08年1月のチリ戦で史上4番目の年少記録19歳305日でA代表デビュー。同年北京五輪に出場。10年南アW杯はメンバー入りも出場なし。同年ドイツ1部のシャルケに移籍。14年ブラジルW杯は2大会連続でメンバー入りして1次リーグ3試合にすべて出場。国際Aマッチ74試合2得点。176センチ、62キロ。