日本協会は21日、東京・文京区のJFAハウスで女子東アジア杯(8月1日開幕、中国・武漢)に臨む、なでしこジャパンメンバー23人を発表した。海外組や主力組の招集が見送られたため、女子W杯カナダ大会準優勝メンバーは6人だけ。会見に出席した佐々木則夫監督(57)は「チャレンジなでしこ」と命名し、4人を初招集した。「若いからといって言い訳にはならない。代表ですから」。結果にこだわりながら、主力を脅かす新戦力の台頭に期待を寄せた。

 今大会は来年2月29日から大阪府内で開催されるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選の前哨戦ともいえる。指揮官は「最低でもこのメンバーの3分の1は、五輪メンバーに関わってほしい」と言い切った。平均年齢23・7歳と一見新鮮に見えるが、4人の初招集組の中、代表合宿初参加はMF柴田だけ。

 佐々木監督は「リオに行くんだという気持ちを出さなくてはダメ」と奮起を促した。今大会で活躍した選手をどう「熟女なでしこ」に融合させるか。佐々木監督の手腕が問われる。