国内の若手主体で2大会ぶりの優勝に挑むなでしこジャパン(FIFAランキング4位)が韓国(同17位)に逆転負けを喫した。前半30分にDF中島依美(24=INAC神戸)のゴールで先制し折り返すも後半2失点。自陣ゴール前でのミスも目立った。1日の北朝鮮戦に続き連敗となった。



日本1-0
0-2
韓国


【得点者】

 前半30分(日本)中島

 後半9分(韓国)チョ・ソヒョン

 後半47分(韓国)チョン・ガウル


試合終了後、顔をふくらませ不満そうな表情でストレッチをする京川(撮影・狩俣裕三)
試合終了後、顔をふくらませ不満そうな表情でストレッチをする京川(撮影・狩俣裕三)

【後半49分 日本1-2韓国】

試合終了


【後半48分 日本1-2韓国】

相手CKのクリアボールをMF横山が拾い、長い距離を1人で持ち込むが相手DFに阻まれ、最後のチャンスも生かすことができず


韓国が勝ち越しゴール

【後半47分 日本1-2韓国】

ペナルティーエリア外、やや左の位置でFKのチャンス。MFチョン・ガウルがゴール右隅に決める


【後半45分 日本1-1韓国】

ロスタイムは4分


【後半42分 日本1-1韓国】

ペナルティーエリア外やや右の位置でFW田中美が倒されFKのチャンス。DF中島が右足で狙うが惜しくも枠外


【後半41分 日本1-1韓国】

MFチョ・ソヒョンにイエローカード


【後半39分 日本1-1韓国】

DFキム・ヒェリに代わりDFソ・ヒョンスクを投入


【後半36分 日本1-1韓国】

FW有町に代えてMF横山久美(21=長野)を投入


【後半33分 日本1-1韓国】

MFイ・グミンに代わりMFチョン・ガウルを投入


【後半28分 日本1-1韓国】

パスを受け右サイドをオーバーラップしたMF京川がペナルティーエリア内で相手DFをかわしてマイナスのパス。走り込んだMF柴田がフリーでシュートを狙うが空振り。惜しくも決定機を逃す


【後半27分 日本1-1韓国】

DF薊に代わりFW菅沢優衣香(24=千葉)を投入

後半、シュートを放つ川村優理(撮影・狩俣裕三)
後半、シュートを放つ川村優理(撮影・狩俣裕三)

【後半18分 日本1-1韓国】

MF上辻に代わりMF川村優理(26=仙台)を投入


【後半12分 日本1-1韓国】

ペナルティーエリア内でMF猶本のパスを受けたMF京川が右サイドからシュート。相手DFに当たったこぼれ球をFW田中美が左足シュートもわずかに枠外


韓国が同点ゴール

【後半9分 日本1-1韓国】

パスカットでボールを奪ったMFチョ・ソヒョンが自陣からドリブルで持ち込む。DF村松の寄せもかわして右足シュートがゴール左隅に決まる

後半、MFチョ・ソヒョンにゴールを決められる(撮影・狩俣裕三)
後半、MFチョ・ソヒョンにゴールを決められる(撮影・狩俣裕三)

【後半1分 日本1-0韓国】

FW田中美が攻め込みペナルティーエリア付近へ。相手DF2人の間に割って入り、倒されるもファウルはなし

後半、倒される田中美南(撮影・狩俣裕三)
後半、倒される田中美南(撮影・狩俣裕三)

【後半1分 日本1-0韓国】

FWクォン・ハヌルに代わりFWチャン・ソルギを投入


【後半1分 日本1-0韓国】

日本のキックオフで試合開始


後半、指示を出す佐々木監督(撮影・狩俣裕三)
後半、指示を出す佐々木監督(撮影・狩俣裕三)

【前半45分 日本1-0韓国】

前半終了。日本はゴール前で再三、ボールを奪われピンチを招く場面もあったがリードして折り返す


【前半44分 日本1-0韓国】

DF田中明からの縦パスをペナルティーエリア外で受けたFW田中美が反転し、左足シュートも相手GKにキャッチされる


【前半40分 日本1-0韓国】

FWチョン・ソルビンのパスを受けたMFイ・ミンアがペナルティーエリア内右サイドから右足シュートも、MF上辻にコースを消されて枠外


日本が先制ゴール!

【前半30分 日本1-0韓国】

左CKからのこぼれ球に対し、DF中島ペナルティーエリア外からがダイレクトで右足シュート。抑えが効いたグラウンダーのボールはGKキム・ジョンミに反応されるもFWクォン・ハヌルの足に当たってコースが変わり、ゴール左へ突き刺さる

前半、先制ゴールを決める中島(撮影・狩俣裕三)
前半、先制ゴールを決める中島(撮影・狩俣裕三)

【前半25分 日本0-0韓国】

縦パスを受けたFW有町が前へ抜け出しペナルティーエリア内へ。1対1となった相手DFを個人技でかわして右足シュートも枠外


【前半22分 日本0-0韓国】

ボールを奪ったFWクォン・ハヌルがペナルティーエリア手前へ迫るもMF猶本にカットされる


【前半18分 日本0-0韓国】

FW有町のパスを受けたMF猶本が持ち込みペナルティーエリア外やや遠目から左足でミドルシュートも枠外


【前半11分 日本0-0韓国】

MF柴田のスルーパスに抜け出したMF京川がペナルティーエリア内で右足シュートも得点ならず

前半、ボールをキープする猶本光(撮影・狩俣裕三)
前半、ボールをキープする猶本光(撮影・狩俣裕三)

【前半6分 日本0-0韓国】

FWチョン・ソルビンが中央ペナルティーエリア手前でDF村松からボールを奪い、エリア内へドリブル。右足でシュートを放つが、戻ったDF村松のブロックに阻まれる


【前半4分 日本0-0韓国】

右サイドで仕掛けたMF京川のパスをゴール前で受けたFW有町が相手DFを背にしながら右足を振り抜く。相手GKにキャッチされ、日本最初のシュートも得点ならず

前半、ドリブルで攻め込む京川舞(撮影・狩俣裕三)
前半、ドリブルで攻め込む京川舞(撮影・狩俣裕三)

【前半1分 日本0-0韓国】

韓国のキックオフで試合開始


なでしこスタメン

GK 山下杏也加(19=日テレ)

DF 中島依美(24=INAC神戸)

DF 村松智子(20=日テレ)

DF 田中明日菜(27=INAC神戸)

DF 薊理絵(26=AS埼玉)

MF 上辻佑実(27=日テレ)

MF 猶本光(21=浦和)

MF 京川舞(21=INAC神戸)

MF 柴田華絵(23=浦和)

MF 田中美南(21=日テレ)

FW 有町紗央里(27=仙台)


<試合前日の様子>

 3日は中国・武漢市内で冒頭15分間を公開する練習に臨んだ。ボランチとしてレギュラー奪取に燃えるMF猶本光(21=浦和)は「前に関わって、ゲームを作りたい。チャンスに顔を出していきたい」と、得点に意欲を示した。今大会はW杯カナダ大会まで宮間が背負った背番号8を付ける。「重い。でもプレッシャーを感じないようにしたい」。目の前の一戦に集中し、A代表初ゴールで勝利に貢献する。


データ

 ◆東アジア杯 東アジア連盟(EAFF)主催の地域大会。90年に始まったダイナスティ杯が前身で、男子は03年、女子は05年から東アジア選手権として開催された。12年に現在の大会名へ変更。日本は男女ともシード国で決勝大会から登場する。女子は08年大会から2連覇したが、前回13年は韓国に敗れ2位。柿谷、山口らが台頭した男子は前回大会で初優勝を飾った。