東アジア杯第2戦で日本(FIFAランク50位)は宿敵韓国(同52位)と1-1で引き分け。逆転負けした初戦の北朝鮮と合わせて勝ち点1にとどまり、最下位に転落、9日の中国との最終戦を前に連覇の可能性が消えた。

 元日本代表主将の柱谷哲二氏(51)が怒った。闘将と呼ばれ、90年代前半の日本代表を引っ張った同氏は5日、横浜市内の自宅で日韓戦をテレビ観戦した。「若い選手たちがチャンスをもらったのに、必死さが感じられなかった。もっと死ぬ気で走らないと。日本代表というものは、先輩たちが積み重ねたもので、今の代表はその重みを感じないといけない」と厳しかった。

 怒りの矛先をハリルホジッチ監督にも向け「試合後に相手が自分たちより(フィジカルが)上だと言ってるけど、日本代表をなめた発言だ。戦う気持ちが感じられないし、戦う前からこの考えだと勝てるわけがない。もっと選手たちを必死にやらせていれば、韓国にフィジカルで負けないはずだ」と話した。柱谷氏は今年6月、約4年半率いたJ2水戸の監督を退任した。