ブンデスリーガのフランクフルトでプレーする日本代表主将のMF長谷部誠(33)が膝の手術を受ける見通しとなった。

 18日(日本時間19日未明)にクラブの公式サイトで長谷部の状態についての情報が掲載された。同サイトによれば来週に膝の手術を行う予定で、離脱期間は未定。手術となれば、W杯アジア予選2試合(23日・UAE戦、28日・タイ戦)の出場は絶望的となる。

 クラブ関係者によると、長谷部は11日のBミュンヘン戦で負った左足の裂傷だけではなく、膝にも違和感があったという。日本代表も対応に動いており、18日に日本をたつ予定だった手倉森コーチが予定を変更、19日のG大阪-浦和戦を緊急観戦してG大阪MF今野や右足痛のMF井手口らをチェックすると見られる。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(64)はメンバー発表会見で長谷部について「彼なしのチームは考えられない」と話すなど、絶大な信頼を置いている。日本は現在グループ2位につけているが、勝ち点1差に4カ国がひしめく混戦状態。ホームで敗れているUAEとのアウェー戦で精神的支柱である主将が抜けるとなれば、チームにとって大きな痛手になることは避けられない。