中東遠征中の日本代表は20日、23日(日本時間24日未明)のW杯アジア最終予選UAE戦に向け、全選手が集まって合宿地アルアインで調整をスタートした。

 右膝を痛めていたMF長谷部誠(33=フランクフルト)の離脱が決まった。練習前の円陣で伝え、3分ほど話して仲間に思いを託した。クラブとチーム医師の見解は一致しており「メスを入れる可能性が高い」と説明した。練習後にUAEを離れて日本に帰国し、まず内視鏡手術で検査。「最後に信頼している医師の話を聞く。手術も受けるなら日本で」と語った。右膝は11日の試合で痛めたといい、ドイツ紙で「半月板」と推測された患部や全治は「まだ分からない」とした。いずれにせよ、UAEとの大一番や28日タイ戦を主将不在で迎えることになり「断腸の思い」と悔しがった。