B組2位の日本代表は試合前日の27日、試合会場の埼玉スタジアムで公式練習を行った。

 負傷離脱した大迫の代役で1トップでの先発が濃厚のFW岡崎が“トンネル脱出弾”を狙う。現在、国際Aマッチで出場した試合は6試合連続無得点中。これだけ得点から遠ざかるのは、ザッケローニ監督時代(11年1~9月)に自己最長の7試合連続無得点を経験して以来だ。岡崎は「逆に取れない時期がなかったことも奇跡で、誰もが迎える時期を今、自分が迎えていること」と冷静に受け止め「自分にはゴールしか求められていない。思い切ってやれれば」と力を込めた。

 大迫らの台頭で、直近4試合は先発から外れている。「ポジション争いは普通のことで、代表としても頼もしいこと」と現実を見据える。ベンチで大迫のポストプレーを見て「自分だったらどうするか」と参考にしてきたという。「自分も刺激をもらっているし、自分も出たときには強い気持ちを持って試合に臨めれば」。代表通算50ゴールに王手をかけたまま足踏みが続くが「自分の持ち味はゴール前に迫力を持って入ること。タイ戦で出せれば決められる」。レスターでも2月から先発を奪還した。「体調もコンディションもすごくいい」と確かな手応えを口にした。