W杯ロシア大会アジア最終予選でB組首位の日本(FIFAランク45位)は今日13日、イラク(同120位)と対戦する。12日は会場で最終調整した。

 本田圭佑が31歳の誕生日に迎えるイラク戦で、国際Aマッチ5試合ぶりに先発復帰する見込みとなった。先発は昨年11月11日の国際親善試合オマーン戦(カシマ)以来。定位置の右FWに入り、大外で攻撃に緩急をつけバースデー弾を狙う。

 今回の招集では序列で初めて右FWで久保に続く2番手と位置付けられたものの、左に回る久保と両翼で共存する。気温38度近い、尋常ではない暑さが予想される。10日には「速攻みたいな形を監督は作れと言うかもしれないですけど、それで自爆しないように」と話した。指揮官の配置は肉弾戦仕様とも取れるメンバー構成。だからこそ自らのタクトで、攻撃陣を落ち着かせたい意向も持って臨む。

 「経験みたいなものが重要になってくる。選手は意外に若いんで。新しい選手もいますし」とも言う。大事な一戦。1つ年を重ねるその日に円熟味と、自らの価値を示したい。