サッカー日本代表DF長友佑都(30=インテルミラノ)が16日、都内で行われたイベントに出席した。

 さまざまな体幹トレーニングを取り入れていることでも知られる長友。イベント冒頭では参加者とともにヨガの動きで体をほぐした。普段も練習の前後や就寝前にも行っているといい、「僕は身長が小さい。ヨーロッパの選手は190センチもある。そういう人たちと戦わないといけないので、同じ練習をしていては勝てない」と語った。

 また試合前に精神統一のために行っているという瞑想(めいそう)も、参加者とともに実践した。試合に向かうロッカールームでは、周囲の選手が大音量で音楽を流す中で目を閉じて集中するという。「イタリアでは(プレーが)よければ神様、ダメなら犯罪者のような評価を受ける。そこで感情ブレてしまうとパフォーマンスに影響出てしまうので、取り入れている」と説明した。

 その語は小学生とフットサルコートでのミニゲームを行い、そのまま昼食も参加者と取った。長友の代表ユニホームのレプリカを着て参加した小学生には全員にサインをし、「僕はFWではなくてサイドバックだけど、応援してくれてうれしい」と笑顔を見せた。

 13日のW杯アジア最終予選イラク戦(テヘラン)は1-1で引き分けた。残るホームでのオーストラリア戦、アウェーでのサウジアラビア戦のいずれかで勝利すればW杯の切符を手にするが、2カ国とも日本を勝ち点1差で追う状況。簡単でない2試合に向けて「負けて結果が出ないという事態はありえない。絶対に負けられない。オフでも気は抜けない」と言葉に力を込めた。