日本協会の西野朗技術委員長(62)が17日、各大陸王者などが出場するコンフェデレーションズ杯視察のため、開催地のロシアに出発した。勝てばW杯出場が決まる、アジア最終予選の次戦(8月31日)の相手オーストラリアもアジア王者として出場。西野氏は「チームのスタイルがどう変化していくか見たい。丸裸にする」と、ライバルの最新情報収集に意欲的だった。

 ロシアでは6試合を観戦予定。オーストラリアの1次リーグ3試合は当初、西野氏が1試合、ハリルホジッチ監督が2試合と別々に観戦予定だった。だがこの日になって「最後は予定を変えて、監督と一緒に(25日のチリ戦を)見ようと思っている」と明言。ライバル打倒への真剣度をのぞかせた。また負傷中のMF長谷部、香川のオーストラリア戦出場については「時間的には間に合う」と話した。