世界ランキング6位の日本代表「なでしこジャパン」は、同7位のオーストラリアに2-4で敗れ、1分け1敗となった。前半6分に田中美南(23=日テレ)のゴールで先制したが、相手のプレッシャーに押されて劣勢に回り、4失点。後半ロスタイムに籾木結花(21=日テレ)の2戦連続ゴールで1点を返すにとどまった。3日の最終戦で米国と対戦する。

 8日間で3試合が組まれた大会の第2戦。日本は初戦から大幅に先発メンバーを入れ替え、若手や経験の浅い選手を主体にオーストラリア戦に臨んだ。スピードとパワーに屈し、ミスから失点するなど経験不足を露呈したが、途中出場のベテラン宇津木(レイン)は「誰しもが経験する試合で、いい経験になった」と前向きに話した。

 若手の中に収穫はあった。2戦連続の籾木は「通用するところが少しずつ増えている」と自信を深め、田中も「やれたこともあった」と手応えを口にした。高倉監督は「通用する選手、通用する部分が分かってきた。多くを学べた試合だった」と振り返った。