3月に右膝を手術した日本代表MF長谷部誠(33=フランクフルト)が27日、羽田空港着の航空機で帰国し、3月に途中離脱して以来、約5カ月ぶりに代表に合流した。

 大きな黒いサングラスに黒のキャップ姿で現れた羽田空港で「途中離脱したり、チームに迷惑をかけたので、また日本のために、ここでしっかりと日本代表チームに貢献できるようにという思いは強いです」。31日のオーストラリア戦(埼玉)で勝てばW杯出場権を獲得できる重要な一戦に向け「いよいよって感じです。これから4日間、良い準備をしたいです」と力強く話した。

 3月11日のバイエルン・ミュンヘン戦で負傷し、右膝を手術した。リハビリ後、7月初旬から所属チームの全体練習に合流。8月12日のドイツ杯で約5カ月ぶりの試合復帰を果たすと、同20日の今季リーグ開幕フライブルク戦、26日ウォルフスブルク戦と公式戦3戦連続フル出場した。ボランチやセンターバックの中央で存在感を示し、試合勘も回復。代表戦出場を果たせば、昨年11月15日のW杯ロシア大会アジア最終予選サウジアラビア戦(埼玉)以来、約9カ月ぶり。日本代表の頼れる主将が、大一番で完全復活を期す。