日本が今日31日、6大会連続のW杯出場を懸けオーストラリアと対戦する。

 右足首を痛めていたFW大迫勇也(27=ケルン)が、大一番に間に合った。オーストラリア戦にセンターFWで先発が濃厚。「自然とモチベーションが出てくる」と目を輝かせ、言い切った。「FWなので点をとること。一番前で戦う姿勢を見せたい。W杯は子どものころから夢見た舞台。ブラジル(W杯)では何もできなかった思いもある。結果も出さないといけない責任感もあるので自分が決めたい」。歴代の点取り屋が決めてきたW杯出場決定弾へ強い責任感を示した。

 先月31日の練習試合で右足靱帯(じんたい)を損傷した。オーストラリア戦出場について「最初はケルンのドクターには無理と言われた」という。22日に全体練習に合流し、25日ハンブルガーSV戦で試合復帰してフル出場。「コンディションは悪くない。思ったより良くて、みんなビックリしちゃうんじゃないですか」と完調を誇った。

 13年7月の東アジア杯オーストラリア戦で2得点など相性は良く、大迫が出場すればアジア勢には過去6勝4分けというデータも頼もしい。「僕はいつも通りやるだけ。自分たちを信じれば結果はついてくる」。アジア無敗男は自信に満ちている。【鎌田直秀】