DF長友佑都(30=インテルミラノ)は、日本代表を6大会連続のW杯本大会に導いた、FW浅野拓磨(22=シュツットガルト)の決勝弾をアシストした。

 殊勲の長友だったが、試合後のインタビューでは、妻の平愛梨(32)ネタでDF吉田麻也(29=サウサンプトン)にいじられ、照れ笑いを浮かべながらテレビカメラの前を即、撤収する一幕があった。

 長友は前半41分、左サイドで自陣側に戻りつつDFを振り切ってクロスを上げて、フリーで抜け出した浅野のゴールをアシストした。「ニアを超えれば、チャンスになると思った。うまく入れられた」と胸を張った。

 14年W杯ブラジル大会では1次リーグ敗退に終わり、人目もはばからず号泣した。そのことを踏まえ、今後について聞かれると「またW杯に自分が出場するとは限らない。1年間、海外で戦って代表に選ばれるようしっかりやりたい」と今後を厳しく見据えた。

 真面目に話をしていると、横にいた吉田から「愛梨さんにメッセージがあるそうです」と突っ込まれた。16年6月の代表合宿中に、自ら交際を明かした際に口にした「アモーレ」が「2016ユーキャン新語・流行語大賞」でトップテンに入るなど話題となった長友だが、さすがにこの日は「応援。皆さまありがとうございます」とだけ言い、急ぎ足でテレビカメラ前から“退散”した。