FW本田圭佑(31)が窮地に立たされた。サウジアラビア戦に右FWで先発も、前半45分間だけの出場でシュート0本。日本は6勝2分け2敗のB組1位で全日程を終えたが、本田は来年6月14日開幕のロシア大会のメンバーから落選してもおかしくない状態。生き残りへトップ下への配置転換を志願した。

 このままではロシアに行けないかもしれない-。モスクワの真南に位置するジッダ。そこで本田が前半だけでスパイクを脱いだ。相手に寄せられ簡単にボールを失う。球離れが遅く周囲と合わない。「全然ダメですね。何を言っても言い訳になる。ダメという結果しか残らなかった」。体が重い。珍しく弱気になった。

 午後8時30分の開始時点で気温35度、湿度80%。今予選で最も過酷な環境下、主将マークを巻いて最終予選2試合ぶりの先発を果たした。ところが、運動量が必要な右FWで埋没。31歳の自身から定位置を奪いつつある22歳浅野、23歳久保と比べて動きは鈍かった。