10月6日にインドで開幕するU-17(17歳以下)W杯に出場する日本代表が27日、静岡県内で合宿を開始し、16強入りした5~6月のU-20W杯にも出場したFW久保建英(16)やMF平川怜(17=ともに東京ユース)らが約2時間、汗を流した。

 積極的に声を掛け合う明るい雰囲気の中、少ないタッチ数での連係を意識した練習やミニゲームなどで調整。久保は「(このチームは)エネルギッシュで個性が強い。間違いなくいいところまで行ける。細かいところを突き詰めて優勝できれば」と引き締まった表情で目標を口にした。中心メンバーは、同じくインドで開催され、4強入りした昨年のU-16アジア選手権を経験しており、久保は今大会でも手洗いなど衛生面に気を使いたいという。ピッチ状態も良好ではなかったそうで、森山監督は「過酷な環境の中で戦えないといけない。テクニックがあるだけでは通用しない場所」と選手にたくましさを求めた。

 大会は24チームが6組に分かれて1次リーグを行い、E組の日本は10月8日にホンジュラス、11日にフランス、14日にニューカレドニアと対戦。各組上位2チームと、3位のうち成績上位4チームが決勝トーナメントに進む。