国際親善試合のキリンチャレンジ杯(6日ニュージーランド戦=豊田ス、10日ハイチ戦=日産ス)に臨む日本代表の合宿が1日、愛知・豊田市内でスタートした。

 初選出のDF車屋紳太郎(25=川崎F)は練習前、ハリルホジッチ監督から個別に約4分間の訓示を受けた。守備の寄せやボール奪取の部分を求められたという。全体練習の円陣では、指揮官がW杯ロシア大会までの準備の大切さを説き、車屋も「(所属)チームの練習でフィジカル、メンタル、技術とすべて向上させないと」と気を引き締めた。

 これまで日本代表候補の国内合宿とバックアップメンバーの選出にとどまっていたが、W杯出場が決まった後で初選出。

 指揮官は全選手の起用を示唆しており「監督が求める守備で戦う部分は絶対にやらなくてはいけない。フロンターレでやっている攻撃的な部分も出していければ」とイメージした。

 川崎フロンターレのチームメートからは「(代表で)友だち、大丈夫か?」と心配されていたが、GK中村やMF倉田と積極的に言葉を交わすなど徐々にチームに溶け込んでいた。「ちょっとずつですけど、話しながら、という感じです」と手応えを口にしていた。