欧州遠征中の日本代表が6日(日本時間7日)にフランス・リールで合宿2日目の練習を開始した。

 この日、招集された25人がハリルホジッチ監督の自宅のあるリールに勢ぞろい。前日5日はMF長谷部誠(フランクフルト)ら海外組の一部5人だけの練習だったが、責任者の西野朗技術委員長ら全スタッフも含め、全員が集合。みんながピッチに出てきた。

 ハリルホジッチ監督は練習開始前、報道陣に「いい天気ですね、太陽が見たかったらリールに来てください」とニヤリ。見上げれば夕暮れ前の空は鉛色。朝は霧が出ることも多い都市で、この時間に太陽が出ることはない。ホームで上機嫌のハリルジョークから練習へ。ピッチ中央で選手全員を集めた恒例の円陣のミーティングは本気モードの9分28秒だった。

 その前には個人的にFW乾(エイバル)を呼び寄せ、何やら話し込んでいた。

 その後、練習がスタートすると長谷部、FW興梠慎三、MF遠藤航(ともに浦和)、MF倉田秋(G大阪)の4人がピッチから引きあげ、別メニューで室内での調整になった。冷え込みも厳しく、いずれもコンディション面に配慮しての措置で、大きなけがではないとみられる。

 日本は10日にブラジル戦とリールで、14日にベルギーとベルギーのブリュージュで対戦する。