日本はブラジルと過去11試合対戦し、2分け9敗。得点者は福田、中村、大黒、玉田。
【注】年齢、所属、チーム表記、スタジアム表記、FIFAランクは当時
◆89年7月23日 親善試合 リオデジャネイロ
▼監督 横山謙三
日 本 | 0 | 0-0 0-1 | 1 | ブラジル |
後半29分【ブ】ビスマルク
※ベストメンバー相手に健闘。GK森下(ヤマハ)が32本のシュートを防ぐ大活躍。
◆95年6月6日 アンプロ杯 リバプール
▼監督 加茂周
日 本 | 0 | 0-1 0-2 | 3 | ブラジル |
前半6分【ブ】ロベルトカルロス
後半6分【ブ】ジーニョ
後半18分【ブ】ジーニョ
- ブラジル戦の完敗を報じる95年6月7日付日刊スポーツ
※0-3で完敗。ジョルジーニョ、レオナルド(ともに鹿島)、ジーニョ(横浜F)のJリーガーも出場。ジーニョは2点を奪うなど、格の違いまざまざ。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 小島
▼DF 井原、小林、田坂(森保)
▼MF 名良橋、山口、北沢、森島(黒崎)、相馬
▼FW 三浦知、中山(福田)
◆95年8月9日 親善試合 国立
▼監督 加茂周
日 本 | 1 | 0-2 1-3 | 5 | ブラジル |
前半20分【ブ】O・G
前半23分【ブ】エジムンド
後半3分【日】福田
後半14分【ブ】レオナルド
後半26分【ブ】サンパイオ
後半44分【ブ】サビオ
- 日本対ブラジル 後半13分、三浦からのパスを受け、ゴールを決めたFW福田正博(95年8月9日撮影)
※王者ブラジルから史上初のゴールを奪った。2点をリードされた後半3分、相手のパスミスをカズ(三浦知良、28=川崎)がカットして持ち込んだボールを福田正博(28=浦和)が決めた。だが、1点を許したブラジルも最後まで手を抜かずに3点を追加するなど、大量5点を奪い、あらためて世界NO・1と日本との差を見せつけた。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 小島
▼DF 柳本、井原、柱谷、相馬、林
▼MF 山口、ラモス、森島(北沢)
▼FW 三浦知、福田(黒崎)
◆97年8月13日 親善試合 長居
▼監督 加茂周
日 本 | 0 | 0-1 0-2 | 3 | ブラジル |
前半20分【ブ】フラビオコンセイソン
後半12分【ブ】フラビオコンセイソン
後半18分【ブ】ジュニオールバイアーノ
- 日本対ブラジル ブラジルMFドゥンガ。右はMF本田泰人(97年8月13日撮影)
※ブラジルが日本に世界一の技と強さを見せつけた。前半20分の先制を含めてMFフラビオコンセイソン(23)が2得点などで、3-0で完勝。昨年のアトランタ五輪で歴史的黒星の雪辱を果たし、世界最強軍団といわれる安定した実力を発揮した。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川口
▼DF 名良橋(渡辺毅)、相馬(路木)、井原、斉藤、秋田
▼MF 山口(高木)、本田、中田、平野(城)
▼FW 三浦知
◆99年3月31日 親善試合 国立
▼監督 トルシエ
日 本 | 0 | 0-1 0-1 | 2 | ブラジル |
前半12分【ブ】アモローゾ
後半3分【ブ】エメルソン
- 日本対ブラジル エメルソン(右)と競り合う中田英寿(99年3月31日撮影)
※日本代表がブラジルに完敗し、国立がブーイングに包まれた。前半12分に早々とFWアモローゾ(24)に先制ゴールを許し、後半3分にはMFエメルソン(22)に追加点を決められ0-2で負けた。サイド攻撃もラインDFも強豪相手に通用しなかった。フィリップ・トルシエ監督(44)の戦術が機能しなかった。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 下田
▼DF 相馬、井原(森岡)、秋田、斉藤
▼MF 伊東、中田英、名波、田坂
▼FW 中山(柳沢)、城(呂比須)
◆01年6月4日 コンフェデ杯 カシマ
▼監督 トルシエ
日 本 | 0 | 0-0 0-0 | 0 | ブラジル |
- ドローでブラジル戦を終えた、森島寛晃、都築龍太ら日本代表イレブンはピッチ中央でハイタッチ(01年6月4日撮影)
※日本サッカー史に、新しい歴史が刻まれた。代表チームが、世界王者に4度も輝いた王国ブラジルの代表と引き分けた。国際サッカー連盟(FIFA)主催の「公式戦」で、限りなく勝利に近いドロー。王国の上を行く1位で1次リーグを突破した。日本サッカーの父と呼ばれるデッドマール・クラマー氏(76)ら「恩人」たちも、ブラジルから国際Aマッチ6戦目にして初めて引き分ける日本の成長に体を震わせた。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 都築
▼DF 上村、松田、服部
▼MF 中田英、伊東、明神、波戸、小野(中田浩)
▼FW 山下(中山)、鈴木隆(森島)
◆05年6月22日 コンフェデ杯 ケルン
▼監督 ジーコ
日 本 | 2 | 1-2 1-0 | 2 | ブラジル |
前半10分【ブ】ロビーニョ
前半27分【日】中村俊
前半32分【ブ】ロナウジーニョ
後半43分【日】大黒
- 日本対ブラジル 後半43分、同点ゴールを誘うFKを蹴る中村(05年6月22日撮影)
※MF中村俊輔(27=レジーナ)の左足が王国に、いや世界に衝撃を与えた。決勝トーナメント進出をかけて臨んだブラジル戦の前半27分に、ワールドクラスの27メートル同点弾。1-2で迎えた後半43分にも、ポスト直撃のFKでFW大黒の同点弾を呼び込んだ。全得点に絡む活躍でドローに持ち込み、最優秀選手(MOM)を獲得した。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川口
▼DF 田中、宮本、三都主、加地
▼MF 中田英、小笠原(中田浩)、中村俊、福西
▼FW 玉田(大黒)、柳沢(鈴木隆)
◆06年6月22日 W杯ドイツ大会 ドルトムント
▼監督 ジーコ
日 本 | 1 | 1-1 0-3 | 4 | ブラジル |
前半34分【日】玉田
前半46分【ブ】ロナウド
後半8分【ブ】ジュニーニョ
後半14分【ブ】ジウベルト
後半36分【ブ】ロナウド
- 2006W杯ドイツ大会 日本対ブラジル 試合後、サポーターにあいさつに行くMF中田英寿(06年6月22日撮影)
※奇跡は起きなかった。日本は1-4で逆転負けし、1次リーグで敗退した。2点差以上での勝利が最低条件だった。前半34分にはFW玉田圭司(26)が左足で先制したが、同46分にFWロナウドに大会初ゴールで追い付かれ、後半は集中力を切らして3失点。1分け2敗の勝ち点1とF組最下位で全日程を終えた。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川口
▼DF 三都主、坪井、加地、中沢
▼MF 中田英、小笠原(中田浩)、中村俊、稲本
▼FW 巻(高原、大黒)、玉田
◆12年10月16日 親善試合 ウロツワフ
▼監督 ザッケローニ
日 本 | 0 | 0-2 0-2 | 4 | ブラジル |
前半12分【ブ】パウリーニョ
前半26分【ブ】ネイマール(PK)
後半3分【ブ】ネイマール
後半31分【ブ】カカ
- 日本対ブラジル 前半、レアンドロカスタンをかわし、パスを出す本田(12年10月16日撮影)
※日本が王国の前に完敗した。国際サッカー連盟(FIFA)ランク23位日本は、同14位でW杯最多5度の優勝を誇るブラジルと6年ぶりに対戦。負傷離脱していた本田圭佑(26)が1トップで先発したが、20歳のFWネイマールに2発を許すなど0-4で敗れた。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川島
▼DF 長友、内田(酒井宏)、今野、吉田(宮市)
▼MF 遠藤、清武、栗原、中村憲(乾)、長谷部、細貝
▼FW 本田
◆13年6月15日 コンフェデ杯 ブラジリア
▼監督 ザッケローニ
日 本 | 0 | 0-1 0-2 | 3 | ブラジル |
前半3分【ブ】ネイマール
後半3分【ブ】パウリーニョ
後半48分【ブ】ジョー
- 日本対ブラジル 前半3分、先制ゴールを喜びブラジルイレブンを背にうつむく本田。右はチアゴシウバ(13年6月15日撮影)
※ザックジャパンのプライドが、粉々に打ち砕かれた。開幕戦でブラジルと対戦し、FWネイマールにゴールを許すなど0-3と完敗。大黒柱のMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)が後半にガス欠を起こすと、チームも勢いを失った。本田は「今日の試合は完敗。自分たちの実力」と、敗北を潔く受け入れた。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川島
▼DF 長友、内田、今野、吉田
▼MF 本田(乾)遠藤(細貝)、清武(前田)、香川、長谷部
▼FW 岡崎
◆14年10月14日 親善試合 シンガポール
▼監督 アギーレ
日 本 | 0 | 0-1 0-3 | 4 | ブラジル |
前半18分【ブ】ネイマール
後半3分【ブ】ネイマール
後半32分【ブ】ネイマール
後半36分【ブ】ネイマール
- 日本対ブラジル 前半、ネイマール(手前)のプレーをベンチから見つめる、後列右から本田、武藤、柿谷、細貝、長友(14年10月14日撮影)
※日本(FIFAランク47位)は、ブラジル代表(同6位)に0-4で惨敗を喫した。ハビエル・アギーレ監督(55)は、ジャマイカ戦から、FW本田圭佑(28)DF長友佑都(28)ら6人を先発メンバーから入れ替えたが何も出来ず、ブラジルFWネイマール(22)に4ゴールを許した。
<日本のメンバー>※( )は交代
▼GK 川島
▼DF 酒井高、森重、塩谷、太田
▼MF 柴崎(鈴木大)、森岡(本田)、田口
▼FW 田中(細貝)、岡崎(柿谷)、小林(武藤)