9月を最後に日本代表から外れているメキシコ1部パチューカのMF本田圭佑(31)が24日に帰国し、千葉市内でのサッカー教室で、当然のように主力復帰を宣言した。招集外の立場で順序はまずメンバー入りだが、それをすっ飛ばし再び主力に返り咲くと反撃ののろしを上げた。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は同日に離日し、自宅のあるフランスへ。来年、スタッフをメキシコに派遣し、本田を見極めると明かした。

 ◆本田の17年 16年11月のW杯(ワールドカップ)アジア最終予選サウジアラビア戦で先発から外れ、年を越す。ACミランで完全に出番を失い、3月の日本代表の2試合も途中出場。6月のイラク戦は先発したが、精彩を欠く。7月に移籍したパチューカでは右太もも肉離れで出遅れ、W杯出場を決めた8月のオーストラリア戦はついに出番なし。9月のサウジアラビアとの「消化試合」に前半のみテスト起用されたが、全く動けず落第。10、11月の国際親善試合は落選した。17年は国際Aマッチ5試合0得点。年間0得点は国際Aマッチデビューした08年(出場1試合)以来9年ぶりで、5試合も08年に次いで2番目に少ない。