ワールドカップ(W杯)の優勝トロフィーが世界を回る「コカ・コーラ FIFAワールドカップ トロフィーツアー」の日本到着セレモニーが27日、東京・羽田空港で行われた。

 7月15日の決勝を制したチームだけが掲げられる、本物の金色トロフィー。元日本代表監督の岡田武史氏(61)がゲスト出席し「(コカ・コーラのCMで共演する)綾瀬はるかさんが多忙で、私が来ることになりました」と、まずジョーク。「W杯優勝は我々のファイナル・ドリーム。ようやくトロフィーに触れると思ったのに、W杯のチャンピオン以外は触ってはいけないと。残念で、悔しい。私が生きている間に日本人が直接、触れる日が来ることを願って、あいさつに代えさせていただきます」とコメントした。

 日本協会の田嶋幸三会長(60)も「夢、目標に向かってしっかり準備したい。コロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する1次リーグを突破し、次のステージに進めるよう、選手が120%の力を出せるようサポートしたい」と意気込みを語った。

 「トロフィーツアー」は今年1月から世界6大陸、51カ国、91都市を回って最後の訪問地として日本に到達した。ほか、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長、FIFAのファトマ・サムラ事務総長、元ブラジル代表のジウベルトシルバ氏、駐日ロシア連邦大使のミハイル・ユリエビッチ・ガルージン氏、W杯ホストシティ・アンバサダーのヴィクトリア・ロペリョーヴァ氏が出席した。

 トロフィーは28日に都内の日本コカ・コーラ本社ビル、29日に大阪市内のハービスホール、30日に静岡市内の清水ナショナルトレーニングセンターで一般公開される。