ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本を16強に導き、今月末に退任する日本代表の西野朗監督(63)が19日、東京・JFAハウスで取材に応じた。

 午後から、コーチなどを集めた西野ジャパン最後のスタッフ会議が行われ、戦いや大会への挑み方を分析し、総括。これらは関塚技術委員長を通じ、次の日本代表へと託される。

 W杯を指揮した時と同じ、白シャツの開襟スタイルで取材に応じた。日本を熱狂させた指揮官が取材に応じるのは、5日の帰国会見以来2週間ぶり。代名詞ともなったダンディーないでたちを指さし「反響? 何かすごいですね。電車に乗りづらい。この格好、いでたちでいるとダメですね」と苦笑い。

 いつもの、話しぶりで“時の人”エピソードを、まったく嫌みなく、正直に語って笑わせた。

 今後について「やはり現場がいいか?」と聞かれ「基本、現場人であることころはありますけど、今はちょっと…。また燃やせるものを探したい」とした。