ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表DF吉田麻也(29=サウサンプトン)が29日、20年東京オリンピック(五輪)のオーバーエージ(OA)枠に静観する姿勢を見せた。この日、羽田空港から英国へと出発。日本代表に森保一監督が就任し、東京五輪と監督を兼務する中、既にDF長友、MF香川らがOAに立候補しているが、吉田は「特に」と控えめに話した。

 吉田は五輪がU-23の大会であることを挙げ「1人でも多くの選手がA代表に絡める活躍をして今後につなげてほしいし、僕らもその競争の中でA代表に残るために打ち勝っていかないといけない」と強調し、「何人かの選手が(立候補を)しゃべっていると思いますが、あまりしゃしゃり出ずに、おとなしくしていましょう、と言いたいです(笑い)」と持論を口にした。

 W杯後の3週間、家族旅行などで充電し、1週間前からトレーニングを再開。「はやくイギリスに帰ってプレーしたいなという気持ちになっています。しっかり充電して次に挑める」と戦闘モードに入っていた。