森保一監督(50)が指揮する日本代表の初陣(7日・チリ戦)に向けた合宿が3日、札幌市内でスタートした。海外組のMF堂安律(20=フローニンゲン)、MF南野拓実(23=ザルツブルク)、DF植田直通(23=セルクル・ブリュージュ)、MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)をのぞく19人が集まり、ランニング、ストレッチなど軽めの調整を行った。森保監督は、練習冒頭に組んだ円陣で「日本人の良さである組織力を存分に発揮していこう」「新しい選手がいる中で、自分の良さを出してもらいたい」「球際で負けない戦える選手に」などの約2分間、選手に語りかけた。

森保監督が率いた広島で3度のリーグ優勝を経験したMF青山敏弘(32)は「そこ(戦える選手)は最低限、こだわる監督。もちろん戦術、サッカーの質も高いのを求めますけど。一番はそこ」と強調。新指揮官の人柄も戦術も知り尽くすベテランは、ピッチ内外でチームを引っ張る役割を課せられていることを自覚している。「自分のできる限りはやっていきたい。盛り上げるのは槙野(DF槙野智章)ですし(笑い)、締めるところはしっかり締めて。ミーティングだけで分からない部分がいっぱいあると思うので、一番はグラウンドで、攻撃のスイッチ、サイドチェンジのタイミングをチームとして伝えていければ」と話した。