日本代表の森保一監督(50)が6日、札幌市内のチーム宿舎前で取材に対応した。チームが滞在している北海道で最大震度7の地震が発生したことについて「犠牲になられた方々のご冥福を祈ります。また、安否確認中の方々の無事を祈ります」と、神妙な面持ちで話した。

自身のA代表監督としての初陣だった7日のチリ戦(札幌ドーム)が地震の影響で中止を余儀なくされた。指揮官は「残念ですけど、自然災害には太刀打ちできない。選手にはこういう想定外のことも受け入れて、乗り越えていってほしい」と話すしかなかった。

この日は信号が止まるなど交通もまひし、バスの手配もままならない状況。チームは午後4時ごろから宿舎付近を散歩してコンディション維持につとめるほかなかった。チームは11日にコスタリカ戦(パナS)を予定している。「移動できるかもわかりませんが、コスタリカ戦はやりたい。やはり試合がしたい」と切実な思いを口にした。