日本代表森保一監督(50)が10日、A代表を率いて初陣となる国際親善試合コスタリカ戦(11日、パナスタ)に向けて、試合会場で公式会見を行った。

まずは、合宿先だった北海道大地震の被災者、台風21号で被害を受けた人々へ、見舞いの言葉から切り出した。

「このたび台風21号、そして北海道大地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしておりますとともに、大阪をはじめとする関西で(台風により)被災された方々、北海道で被災された方々の暮らしが、1日でも早く戻りますよう、お祈りしております。被災された方々へ、心よりお祈り申し上げます」

被災者を思いやり、森保監督にとって初めての公式会見をスタートした。

初陣では選手に「勝負にこだわって戦うというところ」を示したいとし「ベースとなるボールの奪い合いのところで戦う姿勢を、見ている方々に伝えられるようにしたいと思う。日本人の持っている技術、規律の部分を試合の中でお見せできたら」と言い、日本代表としての戦い方を求めていくとした。

主将にはサンフレッチェ広島時代からの愛弟子、MF青山に任命。青山には「まずは自分自身の力をピッチ上に示すというところ、そしてピッチ上で自分の力を100%発揮するためにピッチ外でどういう準備をするか。それが選手として基準だとみんなが思うので、(青山には)そう思って行動してほしい」と求めた。

さらに「青山は自分にも厳しいしチームのこと、仲間のことを思いやって言動出来る選手なので、そういう意味でチーム全体でまとめてもらえるように。その時々でチームのメンタルの状況があるので、チームがうまく次に進めるように言動して欲しいと思っている」と、期待を寄せた。