日本サッカー協会は2日、来年のU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)ポーランド大会の出場権をかけた、U-19アジア選手権(18日開幕・インドネシア)の日本代表メンバーを発表した。

影山雅永監督率いる日本は、昨年のU-20W杯韓国大会に続く2大会連続のW杯出場を目指し、1次リーグB組で北朝鮮、タイ、イラクと対戦する。

各組上位2チームが決勝トーナメントに進み、上位4チームにW杯出場権が与えられる。決勝トーナメント初戦が、W杯出場をかけた大一番になる。

影山監督は質問に対し「非常にタフなグループ。チームも個人も成長するには、願ってもない相手とポジティブに考えています」

「簡単に(チームの)特長を言いますと、サッカーとまったく関係ないかもしれないですけど、ムチャクチャ明るいです。オンとオフの切り替えができて、緊張して黙ってしまうようなことはない。ただ、ちょっとハメを外すとくぎを刺さなければいけない時が、たまにある。ただ、プラスだと思っているので、発揮させて、集中させて準備したい」

「うまいチームではなく、強いチームになろうと言ってきた。あいつらよく戦う、強いと言われるチームを。大会の目標は、出場権を獲得したい。(本大会が)森保監督のオリンピックや、フル代表への登竜門になるかもしれない。突破を決めた後に、チャンピオンを目指したい」

「実はこの23人の中には、4世代入っている。私は遠征などでもキャプテンは決めない主義。まだキャプテンも決めていない。選手と話し合って、集まった時の顔色なども見て指名したい。断られるかもしれないですけど(笑い)」

「ロシアのW杯では(キャンプ地のカザンに)10日間、ともに滞在させえていただいた。感謝しています。(W杯、U-20女子W杯優勝、U-16のU-17W杯出場権獲得という)いい流れを、手渡しでもらえるならもらいたいが、つかみ取るしかない。献身性、個人個人の力をチームとして発揮することを、思う存分出して、必ずや、彼らとともに世界に行きたい」

指揮官は、時に笑顔でジョークもまじえ、分かりやすく、切れ味鋭いやり取りで会見を終えた。