日本代表MF中島翔哉(24=ポルティモネンセ)が、前半だけで日本のゴールを2度も演出した。

「面白いサッカーを僕は見せたい」と話していた通り、スタジアムを沸かせた。前半10分、左サイドからMF南野拓実(23=ザルツブルク)に長い縦パスを通し、先制点につなげた。

前半36分にはMF堂安律(20=フローニンゲン)のパスをペナルティーエリア手前で受けると、右足でゴール右に強烈なミドルシュート。GKの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をFW大迫勇也(28=ブレーメン)が押し込んでチーム2点目を挙げた。後半42分に退いたが、存在感は抜群だった。

ウルグアイ戦2日前の14日はウオーミングアップで先頭を走った。「たまたまです。そんな位置にこだわりはないので。ポルティモネンセでも、たまに…」と笑ったが、気持ちは自然と前に出ていた。日本の新「背番号10」が、南野や堂安らとともに若き森保ジャパンを引っ張っている。