日本に3-4で敗れたウルグアイのタバレス監督が試合後、記者会見を行った。

一問一答は以下の通り。

-試合を振り返って

7ゴール入ったが、もっと点が決まってもおかしくないほど、両チームとも守備にミスがあった。思い描いていた通りの試合にはならなかった。日本は非常にいいチームだった。勝利にふさわしい。

-後半、システム変更した理由は

リードを奪われている状態で解決策を講じることが必要だった。フィジカル面を見極めた上で、システム変更を行いました。立ち上がりはウルグアイは良かった。開始5分で2回、チャンスがあった。しかし、GKの好セーブに防がれた。その後、日本の攻撃の勢いによって消耗してしまい、フィジカルの問題が顕著に表れた。変更したのは、そういう理由からです。

-アジア遠征で2連敗した。東アジア2カ国の印象は

日本、韓国とも、いいチームだった。韓国はインテンシティーの高さに驚かされた。日本はスピードが速く、前線のコンビネーションが非常に良かった。我々は時間をかけて2018年の残りを、新たな可能性を模索していく時間帯。より明確なチームが、我々より日本の方が、でき上がっている感じがした。我々は19年の南米選手権に向けて準備を進めていきたい。長い南米予選の中でも、こうした連敗は考えられる。ただし、逆境に立ち向かうだけの力を選手たちは持っている。今回対戦したアジアのチームとの違いは、より明確なチームができ上がっているかどうか。我々は、何を修正していくのか見極めることが重要になる

-試合前に負傷者が出て交代になった

まず、親善試合というものをW杯と比較することは意味をなさない。W杯は、もっと勝利のために大変な思いをしなければならないので。W杯ではトラブルに見舞われながらも5位。ウオーミングアップの時点で負傷者が出たことには驚きましたが、早急に求められた解決策としてペレイロを送り出し、幸い、ゴールを決めてくれた。彼は今さまざまな成長を遂げていて完全な選手に近づきつつある選手。我々に問題があったというより、日本が上回っていた。フィジカル面は技術面、戦術面は密接につながっており、切り離すことはできません。ロシアでも最大限のコンディションを発揮することは難しかった。ただ、長旅、疲労の蓄積という言い訳はしたくない。今日の試合、ウルグアイの良かった点は、ミスがあっても常に前を向いて積極的にプレーしたこと。この姿勢がW杯のような大きな大会で重要になる。前半は望んだ形ではなかった。日本のGKも2度、決定機を防いだ。今日の試合だけを見るのではなく。プロセスを踏まえながら俯瞰(ふかん)することが大事です。

最後に付け加えたい。ウルグアイから日本への旅は長い時間がかかります。時差も12時間。私は過去に3回、日本を訪れました。ウルグアイとしては4回ですが、私は1回は(背骨の手術で)来られなかった。いつも、常に温かく迎えてくれて感謝を申し上げたいと思います。