日本代表が2連勝で勝ち点を6に伸ばし、グループBでの1位通過を決めた。この結果、決勝トーナメントの準々決勝(28日)では、グループA2位チームと、U-20W杯ポーランド大会出場権をかけて戦うことが決まった。

FW宮代大聖(18=川崎FU-18)が2得点の活躍で決勝トーナメント進出に大きく貢献した。前半27分、MF安部裕葵(19=鹿島)が左サイドを突破した動きに合わせてゴール前でこぼれ球に反応し、左足で冷静に先制ゴール。2-0とリードを広げた後の44分には、ペナルティーエリア外の左サイドからFKを直接決めて試合を決める3点目を奪った。

試合後の宮代は「1点目は安部君からいい形でボールが来て、運良くこぼれ球を決めることができました。2点目は練習でやっていたFKを本番でも出すことができました」と、振り返った。初戦北朝鮮戦でもゴールを決めており、これで今大会3ゴール目となった。

1位通過を決めた影山雅永監督(51)は、北朝鮮戦から先発5人を入れ替えて臨んだタイ戦について「試合に出たくてうずうずしている選手がたくさんいる。我々のチームは突出している選手はいないが、全員が高いレベルでプレーができる。いろんな組み合わせで、いろんなハーモニーを出したい」と説明した。決勝トーナメントに向けては「北朝鮮戦の反省として、試合をコントロールしようと話していたが、できた時間とできない時間がはっきりした。この課題を克服したい。大切なのはチームとして成長すること。イラク戦で成長できるように準備したい」とコメントした。

1位通過した日本の決勝トーナメントでの対戦するのは、インドネシア、UAE、カタール、チャイニーズ・タイペイのグループAの2位チームとなる。