11日にノルウェーと親善試合を行う、なでしこジャパンが6日、開催地の鳥取へむけて羽田空港から出発した。

現地合流する3選手を除く25人の選手とスタッフらが集合。今回はDF熊谷紗希(28)、宇津木瑠美(29)、MF川澄奈穂美(33)、猶本光(24)ら海外組に加え、DF鮫島彩(31)MF長谷川唯(21)ら国内組も勢ぞろいした現状のベストメンバーで今年最後の親善試合に臨む。

なでしこジャパンは4月のアジア杯で優勝を果たし、8月のアジア大会も制した。来年6月のW杯フランス大会へむけていい流れを継続していきたいところで、高倉麻子監督(50)は「いい相手ですし、内容も結果もともなった試合をしたい。W杯まで7カ月しかないですし、競争と積み上げという感じになる。選手には自分の良さを出して、何ができるかを考えてもらって、そこからどんどんチーム力を膨らましていかないといけない」と意気込んだ。

新戦力としては、今年8月のU-20W杯フランス大会の優勝メンバーからMF長野風花(19)、南萌華(19)、宮沢ひなた(18)、遠藤純(18)の4人を選出。6日から始まる合宿でのアピールを期待し「練習でアピールしてくれれば出るチャンスはあると思いますし、難しければなかなか厳しいっていう風になると思う。他の選手もそうですけど、競争です」と話した。

5日は日本女子サッカーリーグ30周年記念式典およびプレナスなでしこリーグの年間表彰式に出席。なでしこジャパンOBの半田悦子さん(53)や野田朱美さん(49)、澤穂希さん(40)らとのトークセッションに登壇した。それぞれからW杯へむけた激励の言葉をもらったといい「『あんまりプレッシャーかけても悪いから』という感じでした。歴史を感じましたし、やらなきゃいけないのかなと思いました」と身を奮い立たせていた。