日本サッカー協会(JFA)は7日、国際親善試合(16日ベネズエラ戦=大銀ド、20日キルギス戦=豊田ス)の日本代表メンバーを発表し、森保ジャパンの新エース候補MF南野拓実(23=ザルツブルク)も順調に選出された。

南野は9月の森保監督初陣から唯一3試合連続先発し、3戦連発と圧倒的な存在感を示している。指揮官の信頼は高まっており、本人が「今一番の目標」とする来年1月のアジア杯前最後の親善試合でもゴールが期待される。

10月のウルグアイ戦では2得点。同じリオオリンピック(五輪)世代のMF中島や、東京五輪世代のMF堂安と“若手三銃士”として攻守において貢献した。A代表に初選出された15年10月より、技術面だけでなく、フィジカル面や運動量でも成長の跡を見せた。

今回の代表戦でも、ゴールが求められる。ポジション競争の激しい前線。南野は「今は自分に何ができるかしか考えていない。得点してもアジア杯やW杯に出られなかったら意味がないので、地に足をつけて頑張りたい」と、貪欲に結果を突き詰めていく。

次戦のベネズエラ戦で南野が得点すると日本代表監督の初陣から4戦連発となる。これは最長の釜本邦茂(72年、76年)に並ぶ記録となる。さらに、国際Aマッチ初得点からの4試合連続ゴール記録にもなり、こちらはJリーグ発足以降では初となる。今、急成長中の23歳。この2試合でも南野のゴールに注目が集まる。