19年女子ワールドカップ(W杯)フランス大会(来年6月開幕)1次リーグ組み合わせ抽選が8日、パリで行われ、2大会ぶりの優勝を狙う日本(世界ランク8位)はイングランド(同4位)スコットランド(同20位)アルゼンチン(同36位)と同じD組に入った。

高倉監督は「私たちはチャレンジャー。W杯で再びトロフィーを掲げるという大きな目標にたどり着くために1つ1つの試合を全力で戦い、成長していきたい」とコメントした。最大のライバルは日本より世界ランク上位のイングランド。優勝した11年大会でも唯一敗れた強敵で、準決勝で勝った前回大会含め、3大会連続で顔を合わせる。

そんなD組へ日本を導いたのは、前々回優勝時の主力メンバーの元日本代表MF宮間だった。フランス男子代表のデシャン監督、元ブラジル男子代表のカカ氏ら、そうそうたる顔触れに並んで抽選会にドロワーとして参加。日本の入ったポッド2の抽選で、先に決まっていたイングランドの待つD組を引き当てた。

イングランドとは来年2月から3月にかけて米国で行う国際親善大会での対戦も決まっている。15年カナダ大会のイングランド戦にフル出場したDF有吉は「ずっと攻められていた中でギリギリ勝ったイメージ。普通に強い相手」。抽選終了後、すぐにフランスのリヨンでプレーするDF熊谷から連絡が届き、同様にイングランドを警戒していたという。「(2月の対戦が)経験になるし、日本のためになる」。まずはW杯前哨戦での必勝を誓った。