アジア杯初戦のトルクメニスタン戦勝利から一夜明けた日本代表は10日、UAE・アブダビで練習を行った。

先発出場した11選手は宿舎内でリカバリーを実施。他の12選手は約1時間半、5-5のミニゲームなどでコンディションを整えた。MF乾貴士(30=ベティス)は練習後にシュート練習を実施するなど、次戦の13日オマーン戦(アブダビ)に向けてアピールした。

強い日差しを全身に浴びながら、乾が楽しそうにボールを蹴った。前日の初戦の先発メンバーから外れた仲間とともに、はつらつとした動きを披露。「わいわいしながらやりたいタイプなので、こういうやり方しかできないので、別に、チームのためにとかではなく、自分のやりたいようにやっているだけです」と謙遜しつつも、乾の明るさが前向きな雰囲気をつくりだしていた。

自身の調整にも、ぬかりはない。練習後には得意の左サイドから中央に流れてのミドルシュートを入念に繰り返した。「(感触は)悪くはないですし、コンディションも悪くないですから、これを続けるしかない」と、来るべき時に備えている。

「(初戦は)早く出してくれという思いは、もちろんありました。それは監督が決めることなので、準備は常にみんなしていたと思います。僕は練習からアピールできればいいかなと思います」

W杯ロシア大会で2得点を挙げた乾が、2大会ぶりアジア制覇の懸かるUAEでも躍動する。