アジア杯UAE大会で1次リーグ突破を決めた日本が14日、アブダビで練習した。1-0で勝った前日オマーン戦の先発11人は宿舎で回復に努め、12人がピッチへ。別メニューのFW大迫勇也、GK東口順昭を除く10人で約1時間、ミニゲームやシュート練習などを行った。

前夜はMF原口元気が自ら得たPKを決めて2連勝も、1点止まり。試合直後のテレビ中継では「このままじゃ決勝トーナメントで勝てない」と辛勝に苦言を呈したが、着替え後の取材エリアには落ち着いて現れ「周りとも話して、最低限の結果が出たから良しとしようと。W杯以上に何かが起こる大会。1試合1試合、臨機応変に戦っていく」と今後の臨み方を再確認した。

17日の第3戦で当たるウズベキスタンも2連勝中。日本は得失点差で下回っており、勝つしか1位突破の道はない。その状況下、森保監督は「できれば全員を使いたい」とメンバー大幅変更の可能性を示唆。総力戦へ、MF青山敏弘は「これまで出番がなかった選手にはチャンス。同時に、使われるに値するプレーを見せなければいけない」と生き残りを懸ける。チームは練習後、次戦の開催地アルアインに到着した。【木下淳】