アジア杯に出場中の日本代表が23日、準々決勝ベトナム戦(24日、ドバイ)に向けて公式会見を行った。森保一監督(50)は東京五輪世代のU-21日本代表で臨んだ昨年8月アジア大会、ベトナム代表の韓国人朴恒緒(パク・ハンソ)監督率いるU-23同国代表に敗戦(0-1)した経験がある。

個人的には“リベンジ”となるが、森保監督は「特に私の中でベトナムと対戦するにあたって心境の変化はありません。既にウズベキスタンともそういう形(昨年1月U-23アジア選手権中国大会で敗戦)でやっているし、いつも考えている通り、目の前の一戦に向けて最大限発揮できるように準備することだけ」と冷静に話した。

相手は07年大会以来、2度目の8強入り。勢いに乗っている難敵に指揮官は「ベトナムは監督がアンダー(世代)から見ていてA代表に選手をつなげている。いいチーム作りをしているな」。

会見に出席したMF柴崎も「ビデオを見たけど非常に力あるチームだと理解している。若くて勢いのあるチームに対して同等、それ以上のハードワークをする気持ちをもたないといけないと思っている」と警戒し「日本の良さであるパスワークの技術的な部分も上回ることが必要。個人としてはその中心を担っていきたいし、それを前の選手にも伝えることが出来ればいい」と意気込んだ。