MF香川真司が昨夏のワールドカップ(W杯)以来約9カ月ぶりの出場を果たした。

大歓声を浴びながら失点直後の後半20分にFW鈴木と交代でピッチへ。「前半を見ていて、アグレッシブだったので刺激を受けた」。トップ下に入り、27分には左MF中島のスルーパスを引き出した。トラップが乱れて倒れはしたが、さっそくゴールに迫る動きで沸かせた。30分には左で運び、右サイドバック室屋へサイドチェンジを通して視野の広さを示した。

終了間際にはMF乾へのスルーパス、裏への抜け出しも見せたが、タイミング合わず。「非常に悔しいです」と敗戦をかみしめた。昨年6月、PKを決めて勝利に貢献したW杯初戦の再現はならなかったが、堂安も含めた三銃士と初めて共演。目標と公言した22年W杯カタール大会へ第1歩を踏み「新体制で初めての試合。それだけに結果が欲しかった。30代の初戦でもあり、経験値は一番高いと思っているのでこれからよくしていきたい」と地元神戸で行われる26日ボリビア戦へ切り替えていた。